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浦谷商事増改築工事

大阪市内の事務所付き工場の改築工事である。

三面接道の敷地は東西に1.2mの高低差があり、既存建物は北西の緑道からアプローチする構えで工場と事務所が並置されていた。 改築工事はこれら従前の環境や地形を踏まえながら、工場機能拡張のため工場棟及び、食堂棟を増築することになった。

計画は敷地高低差を活かしつつ、車の出入りを考慮し、接道面がフラットに繋がる北東に工場棟を配置した。加えて、食堂棟は既存の事務所及び工場と並ぶように緑道のある北西面に配置し、既存建物の構えを配慮しつつ、アプローチを容易にした。

以上、敷地の環境及び地形に調和する形での増築を目指した。

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浦谷商事増改築工事

所在地 :大阪府大阪市
主要用途:工場 (旋盤加工)(事務所・倉庫付き)
施主  :浦谷商事株式会社
施工  :中川企画建設株式会社
延床面積:申請部分 212.58㎡(64.3坪) 申請部分以外 1,185.60㎡(358.6坪) 合計  1,398.18㎡(422.6坪)

設計期間:2019年~2020年9月
施工期間:2020年10月〜2021年6月

 

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ラクメンビル改修PJ

大阪市内の商業ビル共用部(エントランスホール)の改修工事である。

既存エントランスホールは2〜3層の吹抜け空間であり、エントランスからT字路型の平面構成をとり、正面に高さ2層分の大壁面、右手はオフィス(施主様本社)へのアプローチ、左手はテナント(施主様所有)へのアプローチになっていた。

クライアントのご要望は、自社が緑化を手掛けられることもあり、大壁面への緑化及び、テナントが共用部に拡張出来るようなカフェ空間にする事が望まれた。

計画は既存の吹抜け空間の大らかなスケールを合うよう、アプローチ階段を2段1組に改修することで腰掛けられる設えとし、アイストップとなる正面壁は高さ2層分目一杯緑化した。テナント(レストラン・バー)前のカフェ空間には、大スケールに呼応するかたちで、長さ約4mの大テーブルを設置し、テーブルコンセントを設けることでオフィスワーカーの方も使用しやすいよう考慮した。

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ラクメンビル改修PJ

所在地 :大阪府大阪市
主要用途:事務所
施主  :グリーンシステム株式会社
施工  :HENDERSON株式会社
延床面積:168.84㎡(51.07坪)

設計期間:2019年6月~2019年10月
施工期間:2019年10月〜2020年1月
撮影  :Stirling Elmendorf

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日光化成 E3棟3階PJ

大阪市内の自社ビルフロアの改修工事である。

既存フロアは食堂利用されており、これをオフィス兼実験室に転用する計画である。自社ビルの既存オフィスワークスペースの拡張であり、将来、支社の方の利用も見据え、本計画フロアは旧態然としたオフィスではなく、コワーキング出来るような場が望まれた。

そこで、自社ビルであり、現況復旧をしなくても良い利点を活かし、エリアごとに天井現しを採用することで空間に抑揚を付けた。

また、全てのデスクをオフィス仕様にするのではなく、一部木テーブルを採用し、水周りを付随させることで、執務内容によってデスクが選べるようなオフィススペースになるよう工夫した。

以上、最小限の固定席を設けたものの、各々が仕事の内容によって、最適なオフィス環境を選べるような場作りを目指した。

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日光化成 E3棟3階PJ

所在地 :大阪府大阪市
主要用途:事務所
施主  :日光化成株式会社
施工  :株式会社コスモデザイン企画
延床面積:206.43㎡(62.45坪)

設計期間:2019年1月~2019年5月
施工期間:2019年5月〜2019年6月
撮影  :Stirling Elmendorf

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HOUSE H

兵庫県芦屋市に位置した住宅の新築プロジェクトである。

 

敷地は建ぺい率60%の南北に長い鰻の寝であることに加え、条例上、敷地線より壁面を後退させる必要があることから、建物ボリュームの在り方が課題であった。

周辺環境は北側に山を望み、南側は崖であったため、細長い敷地形状はマイナスではなく、ポテンシャルと捉え直し、敷地の南北にマッスなボリュームを2つ、間に挟まるような形でガラスボリュームを配置した。

北側ボリュームについては、北の山並みへの開口を絞りつつ、南面の中庭にプランを開いた。南側ボリュームについては、南の崖及び北面の中庭に対して、プライバシーを配慮しつつプランを開き、北側ボリューム同様に敷地のリニアな特徴を活かすよう計画し、南北に伸びやかな空間になるよう工夫した。

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HOUSE H

所在地 :兵庫県芦屋市
主要用途:住宅
施工  :いなせ建設株式会社
敷地面積: 165.08㎡
延べ面積:268.03㎡
構造  :地上3階 S造
設計期間:2017年3月~2018年3月
施工期間:2018年3月~2019年1月
撮影  :Stirling Elmendorf

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GLM PJ

京都市内の自社ビルの改修工事である。

本件はクライアント(環境対応自動車会社)の本社転居に伴い、元々薬品会社であった既存ビルをオフィス自社ビルとするプロジェクトである。

既存建物は4階建て社屋に加え3階建て駐車場が付随しており、改修工事に伴い、駐車場から自動車開発研究用に車を社屋に移動させる連絡通路、作業スペース、オフィススペースが望まれた。

計画は重量のある車の上下移動を最小限とし、また開発研究の秘匿性より、駐車場からの連絡通路は2Fレベルに設け、社屋2Fを開発研究フロア、1Fを作業フロア、3階以上をオフィスペースとする階構成とした。

これら階構成に対し、外内装はコーポレートカラーである黒を基調とし、材質や光沢の違いによって、濃淡の中にまとまりのある空間計画をつとめた。

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GLM PJ

所在地 :京都府京都市
主要用途:事務所、工場
施主  :GLM株式会社
施工  :まこと建設株式会社
延床面積:2,233.23㎡(675.55坪)

設計期間:2017年1月~2018年4月
施工期間:2018年4月〜2018年11月
撮影  :Stirling Elmendorf

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whisky bar V

大阪市内のホテル内テナントのバーの改修工事である。

既存バーではカウンター席とソファ席の計2室に加え、暖炉の設えがあり、改修にあたっては“隠れ家”をキワードにカウンター席とVIPルーム×2の計3室が望まれた。

そこで、入り口から店内をすぐ理解できる空間ではなく、テナント内にアプローチ設け、奥を予感させるような空間構成を採用した。また、VIPに通ずる扉を隠し扉仕様にする事で、一見単純な一室空間に奥をつくり、空間に深さ(階層)を加えた。

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whisky bar V

所在地 :大阪市
主要用途:飲食店舗
施主  :株式会社ノンバーバル
施工  :いなせ建設株式会社
延べ面積:44.30㎡(13.40坪)

設計期間:2018年3月~2018年4月
施工期間:2018年4月~2018年5月
撮影  :Stirling Elmendorf

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堂島リバーフォーラム
オフィス + ミーティングルーム

多目的ホールの管理事務所の改修である。

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堂島リバーフォーラム
オフィス + ミーティングルーム

多目的ホールの管理事務所の改修である。
元は一室の事務室であり、その一角に簡易な打合せスペースが設けられていた。今回の改修では室を3分割し、オフィス/アプローチ/ミーティングルームに分けることで役割分担を明確にしている。
特にミーティングルームは極力要素を減らし、アプローチと視覚的に連続させることでゆったりとした印象の空間を生み出した。

所在地 :大阪府大阪市
主要用途:事務所
施主  :堂島リバーフォーラム
施工  :株式会社 シー・イー・マネジメント
延床面積:61.49㎡(18.60坪)

設計期間:2018年5月~2018年8月
施工期間:2018年9月〜2018年11月
撮影  :Stirling Elmendorf

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フルサト工業
KNOWLEDGE COMMONS

企業の本社ビル1階に、オフィスとカフェの中間のような場所をつくりたいとの要望を頂いた。
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フルサト工業
KNOWLEDGE COMMONS

企業の本社ビル1階に、オフィスとカフェの中間のような場所をつくりたいとの要望を頂いた。
エントランスロビーに面するため誰でも気軽に出入りできるような、来客と打合せをしたり、一人で作業に集中したり、休憩時間に食事をしたりと正に多目的で、自由な空間を求められた。
そこでまずは既存の仕上げを撤去し、オフィス的均質さとは異なる、用途を与えられる前のフラットな状態を生み出した。そこに必要最低限の機能を担う室、壁を島状に配置しすることで、空間を緩やかに分節している。それら「図」の狭間に、広い場所 / 狭い場所、明るい場所 / 暗い場所といった質の異なる「地」の空間が生じるよう計画することで、利用者が主体的に使い方を見出すことのできる状態を目指した。

所在地 :大阪府大阪市
主要用途:事務所
施主  :フルサト工業株式会社
施工  :HENDERSON株式会社
延床面積:96.75㎡(29.26坪)

設計期間:2017年11月~2018年3月
施工期間:2018年3月〜2018年4月
撮影  :Stirling Elmendorf

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Italian Dining PESCA 阪急三番街

イタリアンレストランの新店舗の計画である。フードホールの1テナントとしての出店となるため、既存店舗のクールなイメージを踏襲しながらいかに目を引く外観とできるかが設計の要点となった。

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Italian Dining PESCA 阪急三番街

イタリアンレストランの新店舗の計画である。フードホールの1テナントとしての出店となるため、既存店舗のクールなイメージを踏襲しながらいかに目を引く外観とできるかが設計の要点となった。

フードホールのテナント以外のエリアはオーク系の明るい木目を基調としたデザインであるため、対比としてあえて無機質な素材選定としながら、全体との調和もとれるよう検討を進めた。また客席側から厨房の奥まで見渡すことができるライブキッチン形式となるため、ステンレス製の厨房機器もまたデザインの要素として認識させるような一体感を持たせることもポイントとなった。

以上のような条件に加え耐久性や施工性を考慮し、カウンター天板をステンレス、壁面をモールテックスによる左官仕上げとしている。カウンター腰壁はエキスパンドメタルとし、背後に色温度の高いライン照明を仕込むことで、クールな印象を持たせつつどこかリズミカルで軽い印象もある外観となった。

商品のPR要素は天井から吊り下げた4連のディスプレイに集約することで、時間帯や季節によるメニューの変更にも容易に対応ができる設えとした。イタリアンの食材の鮮やかな色彩が、無機質かつ無彩色にまとめられた建築要素を背景として、浮かび上がるようなデザインとなった。

所在地 :大阪市
主要用途:飲食店舗
施工  :HENDERSON株式会社
延べ面積:44.30㎡(13.40坪)

設計期間:2017年8月~2018年1月
施工期間:2018年2月~2018年3月
撮影  :Stirling Elmendorf

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DOJIMA RIVER AWARDS 2017
-NUDE-

堂島リバーフォーラムにて開催される公募展「堂島リバーアワード」の第二回であるNUDE展の会場構成である。

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DOJIMA RIVER AWARDS 2017
-NUDE-

堂島リバーフォーラムにて開催される公募展「堂島リバーアワード」の第二回であるNUDE展の会場構成である。

所在地  :大阪府大阪市福島区
主催   :堂島リバーフォーラム
施工   :HENDERSON株式会社
期間   :2017年12月18日〜12月27日
設計期間 :2017年11月初旬〜12月中旬
施工期間 :2017年12月中旬〜下旬

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tanpopo

鉄板焼きとワインをメインとした飲食店舗である。
鉄板を中心とした調理の風景と、豊富なワインのストックが印象に残るよう、他の要素は極力主張せず、背景へ徹するべく素材や納まりを検討した。
エントランスは店内の様子をある程度伺えるようにしたいとの施主要望を踏まえ、重厚感と透明感を両立する仕様として検討した。
結果としてワインを連想させる濃い赤のガラス扉は、彩度の低い店内の仕上げと相まって、来客にインパクトを与える要素となった。

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tanpopo

鉄板焼きとワインをメインとした飲食店舗である。
鉄板を中心とした調理の風景と、豊富なワインのストックが印象に残るよう、他の要素は極力主張せず、背景へ徹するべく素材や納まりを検討した。
エントランスは店内の様子をある程度伺えるようにしたいとの施主要望を踏まえ、重厚感と透明感を両立する仕様として検討した。
結果としてワインを連想させる濃い赤のガラス扉は、彩度の低い店内の仕上げと相まって、来客にインパクトを与える要素となった。

所在地 :大阪市
主要用途:飲食店舗
施工  :HENDERSON株式会社
延べ面積: 48.73㎡(14.74坪)

設計期間:2017年6月~2017年 9月
施工期間:2017年9月~2017年11月
撮影  :Stirling Elmendorf

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玉造二丁目集合住宅

賃貸住戸15戸とオーナー住戸からなる集合住宅である。各住戸のプランニング及びデザイン監修を担当。

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玉造二丁目集合住宅

賃貸住戸15戸とオーナー住戸からなる集合住宅である。各住戸のプランニング及びデザイン監修を担当。

所在地 :大阪市中央区
主要用途:集合住宅
設計  :株式会社IAOプランニング&デザイン
基本設計:ターミナル・ゼロワン株式会社
施工  :まこと建設株式会社
敷地面積: 281.55㎡
延べ面積:1100.90㎡
構造  :地上9階 RC造
設計期間:2015年12月~2016年7月
施工期間:2016年8月~2017年9月
撮影  :株式会社エスエス

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フランス屋

クリーニングを営む企業が新規事業として取り組むセレクトショップの設計である。大阪郊外のショッピングセンター内に位置する既存の店鋪に、新たに隣接する区画を加え、リニューアルを行なった。
「人々の生活をメンテナンスする」ことをコンセプトに、クリーニング店ならではの視点でセレクトされた商品を整然と見せる内装であり、併設されるクリーニング店においても従来の雑多なイメージを一新する事が求められた。

店舗デザインは、クリーニング店にふさわしい、簡素で、清潔で、整頓された内装をコンセプトとした。プランニングはクリーニング店の象徴でもあるカウンターをモチーフに、大きなアイランド状の什器を3つ点在させ、回遊性と店内の見通しを確保している。

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フランス屋

クリーニングを営む企業が新規事業として取り組むセレクトショップの設計である。大阪郊外のショッピングセンター内に位置する既存の店鋪に、新たに隣接する区画を加え、リニューアルを行なった。
「人々の生活をメンテナンスする」ことをコンセプトに、クリーニング店ならではの視点でセレクトされた商品を整然と見せる内装であり、併設されるクリーニング店においても従来の雑多なイメージを一新する事が求められた。

店舗デザインは、クリーニング店にふさわしい、簡素で、清潔で、整頓された内装をコンセプトとした。プランニングはクリーニング店の象徴でもあるカウンターをモチーフに、大きなアイランド状の什器を3つ点在させ、回遊性と店内の見通しを確保している。
素材は、シンプルにモルタルを床と什器に使用した。バーチ合板を使用した可動式の棚は、サイズを統一しモジュール化することで、レイアウトの変更にフレキシブルに対応可能な仕様とした。ステンレスパイプには洗濯物のように商品を吊るしてディスプレイする等、シンプルなエレメントの組み合わせでありながら、多様な商品陳列を可能にしている。レジ横のアクセント壁のエキスパンドアルミは、バックヤードからの視認性確保に加え、フックを引っ掛ける事でディスプレイにもなっている。

この店鋪はブランドイメージを形成する旗艦店となるため、今後も引き継いでいく事が可能な、展開がしやすい平面構成、素材の組み合わせとした。

所在地 :大阪府岸和田市港緑町 岸和田カンカンベイサイドモール1階
主要用途:クリーニング店+物販店
施主  :株式会社フランス屋本部
施工会社:株式会社シー・イー・マネジメント
延床面積:51.52㎡(15.64坪)
設計期間:2017年5月〜7月
施工期間:2017年8月

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熱香森 -LA SHANG SEN-

植栽群を巡る動線
「熱香森 LA SHANG SEN(ラシャンセン)」は、ガジュマルを始めとする植物群を店内の中心に据えた、中華レストラン&バーである。1階は限られた店舗面積の中で座席数を確保しつつ、最大限に緑を際立たせるため、既存の吹き抜け部分にメインの植栽群と大テーブルを配置した。これら植栽群とテーブルを軸に、各座席をレイアウト。あたかも植栽群を巡るような動線となっている。店の顔でもある植栽群を、いずれの席からも共有可能にしつつ、移動しながらも楽しめるよう考慮した結果である。
2階へは、外部アプローチから続くタイル階段とプランターに導かれ、個室に至る。個室ガラス面からは1階店内の緑を一望でき、逆に1階客席から個室を見上げるとガラスミラーフィルムによって緑が映込み、増幅される仕掛けになっている。また、踊り場の隠し扉を開くと、1階のベージュを基調とした明るい空間とは対照的なダーク調のバーにたどりつく。バーでは既存躯体のR壁に沿うような形で植栽を吊っており、背面棚のボトルと共にライトアップされ表情をつくり出している。
植栽は店内に留まらず、屋外店舗間口一杯に展開されている。植栽スペースには存在感のあるオリーブを始め、さまざまな樹種でファサードを強調しつつ、前面通路に緑を提供するよう計画した。
もともと、当該建物は都心部にある靭公園東に位置し、公園の延長として捉えられる場所であった。そのため公園から連綿と続く緑を引き受けながら、埋没しない店舗の在り方が問われた。その点は、店のコンセプトに同調するさまざまな地域を起源とする樹種によって独自性を出した。また巡回動線とすることで、食に加えて緑も楽しむ場が出来たと思う。

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熱香森 -LA SHANG SEN-

植栽群を巡る動線
「熱香森 LA SHANG SEN(ラシャンセン)」は、ガジュマルを始めとする植物群を店内の中心に据えた、中華レストラン&バーである。1階は限られた店舗面積の中で座席数を確保しつつ、最大限に緑を際立たせるため、既存の吹き抜け部分にメインの植栽群と大テーブルを配置した。これら植栽群とテーブルを軸に、各座席をレイアウト。あたかも植栽群を巡るような動線となっている。店の顔でもある植栽群を、いずれの席からも共有可能にしつつ、移動しながらも楽しめるよう考慮した結果である。
2階へは、外部アプローチから続くタイル階段とプランターに導かれ、個室に至る。個室ガラス面からは1階店内の緑を一望でき、逆に1階客席から個室を見上げるとガラスミラーフィルムによって緑が映込み、増幅される仕掛けになっている。また、踊り場の隠し扉を開くと、1階のベージュを基調とした明るい空間とは対照的なダーク調のバーにたどりつく。バーでは既存躯体のR壁に沿うような形で植栽を吊っており、背面棚のボトルと共にライトアップされ表情をつくり出している。
植栽は店内に留まらず、屋外店舗間口一杯に展開されている。植栽スペースには存在感のあるオリーブを始め、さまざまな樹種でファサードを強調しつつ、前面通路に緑を提供するよう計画した。
もともと、当該建物は都心部にある靭公園東に位置し、公園の延長として捉えられる場所であった。そのため公園から連綿と続く緑を引き受けながら、埋没しない店舗の在り方が問われた。その点は、店のコンセプトに同調するさまざまな地域を起源とする樹種によって独自性を出した。また巡回動線とすることで、食に加えて緑も楽しむ場が出来たと思う。

所在地 :大阪市西区京町堀1丁目8-11 ラクメンビル1階
主要用途:飲食店舗
施主  :株式会社TMGB
施工会社:株式会社シー・イー・マネジメント
延床面積:229㎡/1階123㎡(うち厨房37㎡) 2階69㎡

設計期間:2017年3月〜5月
施工期間:2017年5月〜7月

撮影  :Stirling Elmendorf

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Italian Dining NATURA

大阪城ホール周辺の再整備に伴い建設された複合施設のテナントとして出店する、イタリアンレストランの内装計画である。施設全体は、大阪城公園駅前から大阪城ホールへと至る緑地帯を切り開き、既存樹木を活かしながら複数の棟を配することで、新たなモール空間を形成する計画であった。
本計画は、その中でもまとまりのある植栽帯に隣接する、3面ガラス張りの区画が対象であった。南側はメインのプロムナードに面し、北側は軒の深いテラス席、東側は木々の茂る植栽帯に面するといった状況において、3面各々に特徴的な外部空間の質をいかに客席空間に取り込むかが課題となった。
そこで、まずは唯一の裏側とも捉えられる西側にも、魅力を付与することを考えた。界壁に沿って厨房及びバックヤードの機能を集約し、極力奥行きの浅いボリュームとすることで、植栽帯との間に最大限客席を確保するよう全体を構成した。さらにボリュームの鉛直面を光沢のある白いタイル、カウンターやレジ台といった水平面を大理石の磨きで仕上げることで、自然光の反射、緑の映り込みといった、時々刻々と変化する外部の環境を西側まで引き込むよう意図した。厨房は見せるエリアと隠すエリアを明確に分離し、見せるエリアには作業台と客席を兼ねる奥行き1650mmのカウンターを貫入させることで、客席側からも厨房内のスタッフの活発な動きを感じられるよう計画した。
また、客席は南北方向を3つのエリアに分け、….

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Italian Dining NATURA

大阪城ホール周辺の再整備に伴い建設された複合施設のテナントとして出店する、イタリアンレストランの内装計画である。施設全体は、大阪城公園駅前から大阪城ホールへと至る緑地帯を切り開き、既存樹木を活かしながら複数の棟を配することで、新たなモール空間を形成する計画であった。
本計画は、その中でもまとまりのある植栽帯に隣接する、3面ガラス張りの区画が対象であった。南側はメインのプロムナードに面し、北側は軒の深いテラス席、東側は木々の茂る植栽帯に面するといった状況において、3面各々に特徴的な外部空間の質をいかに客席空間に取り込むかが課題となった。
そこで、まずは唯一の裏側とも捉えられる西側にも、魅力を付与することを考えた。界壁に沿って厨房及びバックヤードの機能を集約し、極力奥行きの浅いボリュームとすることで、植栽帯との間に最大限客席を確保するよう全体を構成した。さらにボリュームの鉛直面を光沢のある白いタイル、カウンターやレジ台といった水平面を大理石の磨きで仕上げることで、自然光の反射、緑の映り込みといった、時々刻々と変化する外部の環境を西側まで引き込むよう意図した。厨房は見せるエリアと隠すエリアを明確に分離し、見せるエリアには作業台と客席を兼ねる奥行き1650mmのカウンターを貫入させることで、客席側からも厨房内のスタッフの活発な動きを感じられるよう計画した。
また、客席は南北方向を3つのエリアに分け、プロムナード側には16席で囲む、店舗の顔となるような大テーブルを、テラス側にはゆったりしたソファ席を設けた。それらの間にはフレキシブルな4人掛けのテーブル席を設けているが、ここでは天板に厨房ボリュームと同じタイルを用いており、南北を繋ぐ役割でありながら、東西方向の要素も併せもつ両義的なエリアとなるよう意識した。
これと同様に天井においては、格子を水平に浮かせたような状態とすることで4方向を等価に扱い、性格の異なる領域を統合する役割を担うよう検討した。既存躯体は勾配をもつ架構が特徴的で、鉄骨の構造部材により南北方向に強い指向性を有していたため、高い天井高による開放感は維持しつつ、指向性のみを和らげることを意図した。
以上の操作により、客席に裏表をつくらず、どこに座っても異なる魅力を感じられるような空間を生み出すことに成功した。

所在地 :大阪府大阪市中央区
主要用途:飲食店舗
施主  :株式会社PESCA
施工会社:株式会社コスモデザイン企画
延床面積:162.60㎡

設計期間:2016年11月~2017年3月
施工期間:2017年4月~2017年6月
撮影  :Stirling Elmendorf

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北堀江三丁目集合住宅

賃貸住戸78戸と店舗1区画からなる集合住宅である。外観及び1階共用部のデザイン監修を担当。

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北堀江三丁目集合住宅

賃貸住戸78戸と店舗1区画からなる集合住宅である。外観及び1階共用部のデザイン監修を担当。

所在地 :大阪市西区
主要用途:集合住宅
施主  :大阪ガス都市開発株式会社
設計  :株式会社IAOプランニング&デザイン
施工  :信和建設株式会社
敷地面積: 402.99㎡
延べ面積:3261.41㎡
構造  :地上14階 RC造
設計期間:2014年10月~2015年7月
施工期間:2015年8月~2017年3月
撮影  :建築写真リーヴ

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DOJIMA RIVER AWARDS 2016
—JAPANESE PAINTING—

堂島リバーフォーラムにて開催される公募展「堂島リバーアワード」の第一回である日本画展の会場構成である。
幅23.5m×奥行き35.0mの多目的ホールに、日本画作品計43点を展示することが求められた。
まずは従来の展示計画に倣って直交座標上に作品を並べる方法を検討した。しかし、大型の作品が大半を占めていたため、一筆書きの経路を確保しつつ、観賞の際の作品からの引き(観賞スペース)を確保すると、経路と視線の交錯を避けられない状況であった。
そこで、作品の向きをランダムに設定し、作品同士の隙間を抜けた先にはまた別の作品が垣間見えるような配置とすることで、鑑賞者自らが経路を見出し、また複数の選択肢を鑑賞者に与える状況を生み出した。これにより、観賞スペースと経路をそれぞれ確保するのではなく、共有しつつも適宜住み分けているような、流動的な状態を実現することができた。
各作品は懸架バトンからワイヤで吊り下げ、足元を浮かせることで、絵画のみが空間を構成する状態を目指した。絵画以外の壁や支柱などを極限まで消すことで、作品自体がより際立つことを意識している。

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DOJIMA RIVER AWARDS 2016
—JAPANESE PAINTING—

堂島リバーフォーラムにて開催される公募展「堂島リバーアワード」の第一回である日本画展の会場構成である。
幅23.5m×奥行き35.0mの多目的ホールに、日本画作品計43点を展示することが求められた。
まずは従来の展示計画に倣って直交座標上に作品を並べる方法を検討した。しかし、大型の作品が大半を占めていたため、一筆書きの経路を確保しつつ、観賞の際の作品からの引き(観賞スペース)を確保すると、経路と視線の交錯を避けられない状況であった。
そこで、作品の向きをランダムに設定し、作品同士の隙間を抜けた先にはまた別の作品が垣間見えるような配置とすることで、鑑賞者自らが経路を見出し、また複数の選択肢を鑑賞者に与える状況を生み出した。これにより、観賞スペースと経路をそれぞれ確保するのではなく、共有しつつも適宜住み分けているような、流動的な状態を実現することができた。
各作品は懸架バトンからワイヤで吊り下げ、足元を浮かせることで、絵画のみが空間を構成する状態を目指した。絵画以外の壁や支柱などを極限まで消すことで、作品自体がより際立つことを意識している。
結果として、43点の作品群がランダムに浮遊する空間を彷徨うように鑑賞する自由さや楽しさと、各作品に対し鑑賞者が集中する展示空間の静謐さが同居する、観賞空間の在り方を提示するに至った。

所在地  :大阪府大阪市福島区
主催   :堂島リバーフォーラム
施工   :株式会社シー・イー・マネジメント
期間   :2016年11月29日〜12月4日
設計期間 :2016年11月初旬〜中旬
施工期間 :2016年11月中旬〜下旬

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合通カシロジ 事務所

お菓子の物流を担う企業の倉庫に併設している事務所である。事務所部分は、執務空間のある1階と従業員やドライバーの更衣室や会議室のある2階からなる。物流、とりわけお菓子に特化している企業のイメージに合わせ、新事務所は、所々に色をちりばめた楽しげで軽い雰囲気を目指した。また、もう一つ、物流というキーワードからヒントを得て、1階、2階共に、空間を壁ではなく、”箱”により緩やかに区切る事を考えた。
それぞれの”箱”には、応接室、プリンタールーム、喫煙室、更衣室、会議室、倉庫など、部屋にする事が必要となる機能を入れてある。また、”箱”の内側だけでなく、外側にもベンチや収納、マグネットボードやフックボードと言った機能を持たせている。
1階の事務所は、執務をするスペースの他に、ある一定の時間だけ伝票が並べられる台や、トラックのドライバーが点呼をとったり会議をする、流動的な空間が、所々に組み込まれ、事務所に活気を与える。無機質になりがちな照明も、執務エリアはライン照明をランダムに配置し、それ以外の流動的に使われる、集いの場は、ペンダント照明により、空間の室を照明にて分けている。

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合通カシロジ 事務所

お菓子の物流を担う企業の倉庫に併設している事務所である。事務所部分は、執務空間のある1階と従業員やドライバーの更衣室や会議室のある2階からなる。物流、とりわけお菓子に特化している企業のイメージに合わせ、新事務所は、所々に色をちりばめた楽しげで軽い雰囲気を目指した。また、もう一つ、物流というキーワードからヒントを得て、1階、2階共に、空間を壁ではなく、”箱”により緩やかに区切る事を考えた。
それぞれの”箱”には、応接室、プリンタールーム、喫煙室、更衣室、会議室、倉庫など、部屋にする事が必要となる機能を入れてある。また、”箱”の内側だけでなく、外側にもベンチや収納、マグネットボードやフックボードと言った機能を持たせている。
1階の事務所は、執務をするスペースの他に、ある一定の時間だけ伝票が並べられる台や、トラックのドライバーが点呼をとったり会議をする、流動的な空間が、所々に組み込まれ、事務所に活気を与える。無機質になりがちな照明も、執務エリアはライン照明をランダムに配置し、それ以外の流動的に使われる、集いの場は、ペンダント照明により、空間の室を照明にて分けている。
2階は、従業員やドライバーがくつろぐ事の出来る、大、中、小の空間を設け、おのおのが居心地の良い場を探す事が出来るようになっている。

所在地 :大阪府松原市
主要用途:事務所
施主  :株式会社合通カシロジ
施工  :株式会社フジタ
延床面積:700㎡
設計期間:2015年11月~2016年9

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Allumer kitahama

大阪のリバーサイドにあるアンチエイジングの店舗デザイン。
オーナーの意向で、落ち着きのある暗めで間接照明を配置したイメージの店舗ではなく、一見カフェのようにも見える、明るく、お店を訪れたお客様が元気になる空間が求められた。排煙上の問題をかわすため、天井面には接する事のないS字を描く1枚の木のパーティションのみで、室内にマッサージ室を3つ、シャワースペース、脱衣所、廊下を作り出している。カーテンによりマッサージ室はフレキシブルに区切る事が出来、全てのカーテンを開放すれば、川を望むこ事が出来る、大きな1つの空間となる。この空間は、講習会やヨガの教室を開く事も可能である。

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Allumer kitahama

大阪のリバーサイドにあるアンチエイジングの店舗デザイン。
オーナーの意向で、落ち着きのある暗めで間接照明を配置したイメージの店舗ではなく、一見カフェのようにも見える、明るく、お店を訪れたお客様が元気になる空間が求められた。排煙上の問題をかわすため、天井面には接する事のないS字を描く1枚の木のパーティションのみで、室内にマッサージ室を3つ、シャワースペース、脱衣所、廊下を作り出している。カーテンによりマッサージ室はフレキシブルに区切る事が出来、全てのカーテンを開放すれば、川を望むこ事が出来る、大きな1つの空間となる。この空間は、講習会やヨガの教室を開く事も可能である。

所在地 :大阪市
主要用途:DAY SPA
施主  :山本工務店
延べ面積: 59.56㎡(18坪)

設計期間:2015年4月~2015年 9月
施工期間:2015年9月~ 2015年12月
撮影  :Stirling Elmendorf

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JUTURNA

8年前に竣工したカフェのレストランへのリノベーションである。
幸運な事に、自分たちで設計をした空間をリノベーションすると言うチャンスをクライアントに与えてもらう事からプロジェクトが始まった。変更を加える部分と既存デザインを残す部分を整理し、リバーサイドというロケーションの良さを活かし、余計な物をなるべく設置しないという引き算のデザインコンセプトは踏襲する事とした。
川の景色を反射し内部に取り込む光沢のある天井と、ガラスとステンレスによるキッチンスペースは変更を加えずそのままにした。
変更としては、空間の長さを強調するため、入口付近に既存の壁仕上げを取り除いたモルタルの壁と一体になったロングベンチを新たに設けた。
また、バーカウンターは既存の人工大理石の天板を、透明なレジンでコーティングし、より水の反射のイメージを強調するデザインとした。

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JUTURNA

8年前に竣工したカフェのレストランへのリノベーションである。
幸運な事に、自分たちで設計をした空間をリノベーションすると言うチャンスをクライアントに与えてもらう事からプロジェクトが始まった。変更を加える部分と既存デザインを残す部分を整理し、リバーサイドというロケーションの良さを活かし、余計な物をなるべく設置しないという引き算のデザインコンセプトは踏襲する事とした。
川の景色を反射し内部に取り込む光沢のある天井と、ガラスとステンレスによるキッチンスペースは変更を加えずそのままにした。
変更としては、空間の長さを強調するため、入口付近に既存の壁仕上げを取り除いたモルタルの壁と一体になったロングベンチを新たに設けた。
また、バーカウンターは既存の人工大理石の天板を、透明なレジンでコーティングし、より水の反射のイメージを強調するデザインとした。
バーの背面棚も、川への視線を遮らないように帆建てより持ち出しのガラス棚へと変更をした。モルタルとガラスが多く使われる空間に合わせて、木の象徴的な階段も、濃いグレーの無機的なイメージへと変更した。
全ての変更点は、空間をよりシンプルに、川をより近くに感じられるようにというコンセプトのもとデザインをした。

所在地 :大阪府大阪市福島区
主要用途:飲食店舗
施主  :株式会社リバーフォーラム
施工会社:CEマネージメント
延床面積:242.04㎡
設計期間:2014年11月 ~2015年2月
施工期間:2015年2月~ 2015年3月

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N house

分譲マンションメゾネットタイプの改修プロジェクトである。
履物100足程度等、施主の所有物が多いことへの対応及び、半円形の張出しスラブ/R天井等の既存躯体をどう活かしていくかが課題となった。
所有物に対して収納をつくるにあたり、収納量を確保しつつ、各部屋が狭くならないよう心掛けた。
例えば、手摺をH=1100の腰壁にするのではなく、厚みをもたすことで落下防止と収納を充たす、といった具合に収納のための収納にならないように厚みと高さに気を配った。
同様の考えで、主寝室と子供部屋は間仕切り壁で仕切るのではなく、収納ボリュームを各部屋の隔てとして配置し、間仕切りと収納を充たすよう計画した。
既存躯体に対しては、半円形スラブの窓辺が魅力に映ったため、収納兼半円形ベンチを窓辺に巡らし、居場所が出来るようにした。
今回計画した収納兼ベンチ/間仕切り等が、これからも増えていくであろう所有物に対応し、空間の広がりを維持してくれればと考えている。

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N house

分譲マンションメゾネットタイプの改修プロジェクトである。
履物100足程度等、施主の所有物が多いことへの対応及び、半円形の張出しスラブ/R天井等の既存躯体をどう活かしていくかが課題となった。
所有物に対して収納をつくるにあたり、収納量を確保しつつ、各部屋が狭くならないよう心掛けた。
例えば、手摺をH=1100の腰壁にするのではなく、厚みをもたすことで落下防止と収納を充たす、といった具合に収納のための収納にならないように厚みと高さに気を配った。
同様の考えで、主寝室と子供部屋は間仕切り壁で仕切るのではなく、収納ボリュームを各部屋の隔てとして配置し、間仕切りと収納を充たすよう計画した。
既存躯体に対しては、半円形スラブの窓辺が魅力に映ったため、収納兼半円形ベンチを窓辺に巡らし、居場所が出来るようにした。
今回計画した収納兼ベンチ/間仕切り等が、これからも増えていくであろう所有物に対応し、空間の広がりを維持してくれればと考えている。

所在地       :兵庫県 神戸市
主要用途      :専用住宅
施主        :IPA企画設計
延べ面積(住戸専用):9F/下階:84.60㎡
10F/上階:62.92㎡
計 147.52㎡
設計期間      :2014年3月~2014年8月
施工期間      :2014年9月~ 2015年1月
撮影        :Stirling Elmendorf

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House W

東京に建つマンションの8階、9階部分のリフォーム計画である。
オーナーからの依頼は、8階はパーティーのためのパブリック的要素の強い空間とし、9階は家族3人の暮らす、プライベートの1ベットルームを作って欲しいという依頼であった。
8階、9階に共通のコンセプトとして、壁を使わず機能を内包した部屋により、緩やかに空間を区切り、この空間の大きさを最大限に生かすプランを考えた。
8階は、大勢の来客をもてなすための7mの吹き抜けを持つエントリーホール、3連+寿司バーを持つキッチンなど、視覚的にも驚きのある空間となっている。
9階にはホテルライクなプライベート空間と、マッサージ室、水位によって、入浴の仕方に変化を付ける事が出来るジャグジーを用意した。
素材には特にこだわり、イタリア産の大理石、飛騨の職人による漆塗りの扉、慎重に色や木目を選んだ木、ステッチの間隔にもこだわった本革、上品な光沢を持つ真鍮、質感と耐久性を考えたクオーツサイトなど、随所にフェイクではない本物の素材が使われている。

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House W

東京に建つマンションの8階、9階部分のリフォーム計画である。
オーナーからの依頼は、8階はパーティーのためのパブリック的要素の強い空間とし、9階は家族3人の暮らす、プライベートの1ベットルームを作って欲しいという依頼であった。
8階、9階に共通のコンセプトとして、壁を使わず機能を内包した部屋により、緩やかに空間を区切り、この空間の大きさを最大限に生かすプランを考えた。
8階は、大勢の来客をもてなすための7mの吹き抜けを持つエントリーホール、3連+寿司バーを持つキッチンなど、視覚的にも驚きのある空間となっている。
9階にはホテルライクなプライベート空間と、マッサージ室、水位によって、入浴の仕方に変化を付ける事が出来るジャグジーを用意した。
素材には特にこだわり、イタリア産の大理石、飛騨の職人による漆塗りの扉、慎重に色や木目を選んだ木、ステッチの間隔にもこだわった本革、上品な光沢を持つ真鍮、質感と耐久性を考えたクオーツサイトなど、随所にフェイクではない本物の素材が使われている。

所在地       :東京都
主要用途      :専用住宅
施主        :乃村工藝社
延べ面積(住戸専用):8F/下階:360.00㎡
9F/上階:352.00㎡
計 712.00㎡
設計期間      :2013年9月~2014年10月
施工期間      :2014年10月~ 2016年2月
撮影        :Stirling Elmendorf

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G-net 東京倉庫

東京の羽田に建つ、倉庫である。ファサードデザインの監修とエントランス及び最上階の執務エリアのインテリアデザインを担当した。
建築の金属部材を扱うクライアントのコーポレートイメージに合わせ、全体的にアルミ、ガラスなどの無機質な工業製品を使用した。
エントラスは幅の異なるスパンドレルとガラスをランダムに組あわせた光壁が、風除室からEVホールまで続いている。正面の壁はミラーフィルムの裏にディスプレイを設置し、画像やインフォメーションが壁に浮かび上がる。
最上階の執務室の EVホールは可動式のガラスパーティションに囲まれた空間となっている。異なる色のガラスパーティションを移動させ色の重なりに変化を与えることにより、ホールの印象を変えることが可能となっている。

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G-net 東京倉庫

東京の羽田に建つ、倉庫である。ファサードデザインの監修とエントランス及び最上階の執務エリアのインテリアデザインを担当した。
建築の金属部材を扱うクライアントのコーポレートイメージに合わせ、全体的にアルミ、ガラスなどの無機質な工業製品を使用した。
エントラスは幅の異なるスパンドレルとガラスをランダムに組あわせた光壁が、風除室からEVホールまで続いている。正面の壁はミラーフィルムの裏にディスプレイを設置し、画像やインフォメーションが壁に浮かび上がる。
最上階の執務室の EVホールは可動式のガラスパーティションに囲まれた空間となっている。異なる色のガラスパーティションを移動させ色の重なりに変化を与えることにより、ホールの印象を変えることが可能となっている。

在地 :東京都大田区
主要用途:倉庫
施主  :株式会社 ジーネット
敷地面積:3366.83㎡
延床面積:8375.03㎡
規模  :地上5階/鉄骨造
設計期間:2013年5月~2014年3

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プラウドシティ新大阪

タワーマンションのエントランス、1階ロビー、中二階のライブラリーと最上階のデザイン監修。
すっきりとした外観を持つ建物に、あえてエントランスとして異物を挿入したようなデザインを提案した。
エントランスは、中2階の多目的スペースの床が外部に引き出され、そのままキャノピーになったようなデザイン。
建物の顔であるエントランスに立体的で動きのある空間を演出した。
25階に位置するスカイラウンジは、梅田の高層ビル群を望む、ガラス張りの開放感ある空間とした。
非日常を演出するため、4mの大型アイランドキッチンを中心とした間仕切りのない広々としたスペースとなっている。
窓を開け放つ事により、外部のウッドデッキへと空間が伸びやかに繋がるデザイン。

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プラウドシティ新大阪

タワーマンションのエントランス、1階ロビー、中二階のライブラリーと最上階のデザイン監修。
すっきりとした外観を持つ建物に、あえてエントランスとして異物を挿入したようなデザインを提案した。
エントランスは、中2階の多目的スペースの床が外部に引き出され、そのままキャノピーになったようなデザイン。
建物の顔であるエントランスに立体的で動きのある空間を演出した。
25階に位置するスカイラウンジは、梅田の高層ビル群を望む、ガラス張りの開放感ある空間とした。
非日常を演出するため、4mの大型アイランドキッチンを中心とした間仕切りのない広々としたスペースとなっている。
窓を開け放つ事により、外部のウッドデッキへと空間が伸びやかに繋がるデザイン。

所在地 :大阪府淀川区
主要用途:集合住宅
施主  :野村不動産株式会社
設計  :株式会社IAO竹田設計
施工  :株式会社竹中工務店
敷地面積:6190.20㎡
延床面積:30634.72㎡
規模  :地上25階、 310戸、 RC造
設計期間:2012年5月~2013年2月
施工期間:2013年2月〜2015年3月
撮影  :K’s Photo Works

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和泉の家

施主の両親との敷地内同居に伴い、両親の敷地を両親の家、マンション、施主の家の3分割した事が、この家のはじまりである。
それは、建物の4面が、両親の家、隣地の畑、マンション、駐車場といったそれぞれ違う意味をもつ物に面している状況を生み出した。
そして、それぞれの要素との距離をどのように保かが課題となり、それに対して答えを導き出す事から、建物の形、間取りが決まっていった。
両親の家との間はエキスパンドメタルの壁と中庭、マンションとの間は壁、マンションの駐車場との間は水まわりといったように、様々な距離を、それぞれの形で保っている。
また、ともすると拒絶ととれるこの距離というものを、柔らかいものとするために、メッシュ素材で建物を包み、相手との程よい距離感を生み出そうとしている。

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和泉の家

施主の両親との敷地内同居に伴い、両親の敷地を両親の家、マンション、施主の家の3分割した事が、この家のはじまりである。
それは、建物の4面が、両親の家、隣地の畑、マンション、駐車場といったそれぞれ違う意味をもつ物に面している状況を生み出した。
そして、それぞれの要素との距離をどのように保かが課題となり、それに対して答えを導き出す事から、建物の形、間取りが決まっていった。
両親の家との間はエキスパンドメタルの壁と中庭、マンションとの間は壁、マンションの駐車場との間は水まわりといったように、様々な距離を、それぞれの形で保っている。
また、ともすると拒絶ととれるこの距離というものを、柔らかいものとするために、メッシュ素材で建物を包み、相手との程よい距離感を生み出そうとしている。

所在地 :愛媛県松山市
主要用途:専用住宅
施主  :個人
施工  :有光組
敷地面積:187.83㎡
延床面積:148.20㎡
構造  :地上2階/木造
設計期間:2012年2月~2013年9月
施工期間:2013年10月~2014年5月

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いるか保育園

敷地の傾斜を活かしたスパイラル状の保育園の計画。
敷地の大きさ上、園庭を敷地内に取る事が出来ないため、建物全体を大きな遊具にする事を考えた。
敷地の傾斜に沿って半階ずつあがっている階を階段でスパイラル状につないでいる。
保育室だけではなく、通常よりも広くスペースを確保しているこの階段スペースも、子供の遊び場となる。
その他にも、ルーバーに囲まれたテラスや、ガラス張りの図書スペース、そして2つのレベルをもつ屋上園庭などの遊び場が、園舎の内外に点在している。

外観は、アスロックの平板と並板、リブを組み合わせ、層間に塗られた3色の青が、陰影の差により幾つもの色に見えるように工夫した。
レベル差によって現れる基礎部分も、層間のイメージと合わせ、特殊枠を使用した化粧コンクリートとなっている。

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いるか保育園

敷地の傾斜を活かしたスパイラル状の保育園の計画。
敷地の大きさ上、園庭を敷地内に取る事が出来ないため、建物全体を大きな遊具にする事を考えた。
敷地の傾斜に沿って半階ずつあがっている階を階段でスパイラル状につないでいる。
保育室だけではなく、通常よりも広くスペースを確保しているこの階段スペースも、子供の遊び場となる。
その他にも、ルーバーに囲まれたテラスや、ガラス張りの図書スペース、そして2つのレベルをもつ屋上園庭などの遊び場が、園舎の内外に点在している。

外観は、アスロックの平板と並板、リブを組み合わせ、層間に塗られた3色の青が、陰影の差により幾つもの色に見えるように工夫した。
レベル差によって現れる基礎部分も、層間のイメージと合わせ、特殊枠を使用した化粧コンクリートとなっている。

所在地 :大阪府四條畷市
主要用途:保育所
施主  :社会福祉法人 京慈会
敷地面積:579.56㎡
延床面積:1049.40㎡
規模  :地上4階/鉄骨造
設計期間:2011年11月~2012年8月
施工期間:2012年9月~2013年3月

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ドレミ保育園

住宅街の中に建つ保育園の建て替えプロジェクトである。
外観は2つの曲線を軸にデザインを考えている。1つ目は、道路に沿って緩やかに続く曲線。周囲に溶け込み、いつまでも愛される園でいてほしいという思いを表現している。2つ目は、南側の園庭を囲い込むような曲線。外で遊ぶ子供たちを建物が包み、安心と安全を与える。
道路側の丸窓は、様々な高さと色があり、子供が好きな高さ、色といったお気に入りを見つける事が出来る工夫をしている。
内部空間も、外観の曲線がそのまま現れており、直線的な建物にはない、変化に富んだ、豊かな空間となり、子供の想像力をかき立てる仕掛けが作られている。
また、保育室、遊戯室に視線を遮るような柱を設けることなく、大空間を確保するため、壁式RC造とボイドスラブ工法を採用した。

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ドレミ保育園

住宅街の中に建つ保育園の建て替えプロジェクトである。
外観は2つの曲線を軸にデザインを考えている。1つ目は、道路に沿って緩やかに続く曲線。周囲に溶け込み、いつまでも愛される園でいてほしいという思いを表現している。2つ目は、南側の園庭を囲い込むような曲線。外で遊ぶ子供たちを建物が包み、安心と安全を与える。
道路側の丸窓は、様々な高さと色があり、子供が好きな高さ、色といったお気に入りを見つける事が出来る工夫をしている。
内部空間も、外観の曲線がそのまま現れており、直線的な建物にはない、変化に富んだ、豊かな空間となり、子供の想像力をかき立てる仕掛けが作られている。
また、保育室、遊戯室に視線を遮るような柱を設けることなく、大空間を確保するため、壁式RC造とボイドスラブ工法を採用した。
所在地 :大阪府堺市
主要用途:保育所
施主  :社会福祉法人 ドレミ福祉会
敷地面積:1149.72㎡
延床面積:1020.51㎡
施主  :地上2階/RC造
設計期間:2011年9月~2012年6月
施工期間:2012年6月~2013年3月

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DOJIMA RIVER BIENNALE 2011
“Ecosophia:Art and Architecture”

上空から人工的な雨が降り注いでいる。水滴は、撥水材をかけたシナベニアの板にぶつかり、勢いよくはじけ、美しい雨音を響かせている。板の上できらきらと輝くちいさな雫は、微妙な起伏に反応して、その上を踊るように滑り、他の水滴と融合したり離れたりしながら、いくつもの穴に吸い込まれていく。すべての水滴は、作品の下部の見えない闇の中に消え、そこに仕込まれた、タンクの中でひとつになり、そして、また内蔵のポンプで押し出され、樹のように枝分かれしたチューブを通して、頭上7mの高さまで送られ、天井に取り付けられた32本の細いパイプを通して、再び雨となって板に降り注ぐ。天から落ちてきた水滴が分裂し、大地を這うように動き回り、他の水滴にひきよせられ、出会い、巨大な集合となり、そして大地に吸収されるまでの過程は、ひとつの生命が生まれ落ち、他の動植物を喰らい、食われ、群れをつくり、やがて死に、大地と同化し、またひとつになる自然の生態系の比喩になっている。

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DOJIMA RIVER BIENNALE 2011
“Ecosophia:Art and Architecture”

上空から人工的な雨が降り注いでいる。水滴は、撥水材をかけたシナベニアの板にぶつかり、勢いよくはじけ、美しい雨音を響かせている。板の上できらきらと輝くちいさな雫は、微妙な起伏に反応して、その上を踊るように滑り、他の水滴と融合したり離れたりしながら、いくつもの穴に吸い込まれていく。すべての水滴は、作品の下部の見えない闇の中に消え、そこに仕込まれた、タンクの中でひとつになり、そして、また内蔵のポンプで押し出され、樹のように枝分かれしたチューブを通して、頭上7mの高さまで送られ、天井に取り付けられた32本の細いパイプを通して、再び雨となって板に降り注ぐ。天から落ちてきた水滴が分裂し、大地を這うように動き回り、他の水滴にひきよせられ、出会い、巨大な集合となり、そして大地に吸収されるまでの過程は、ひとつの生命が生まれ落ち、他の動植物を喰らい、食われ、群れをつくり、やがて死に、大地と同化し、またひとつになる自然の生態系の比喩になっている。さまざまな生態系を貫く水の循環は、建築の内部に象徴的な外部として持ち込まれている。建築家の原口啓と三木慶悟の提案で、会場内ではなく、エントランスに池田の作品が配置された事で、作品の下部を覆うステンレスには堂島リバーフォーラムの環境やそこを行き交う人々の姿が映り込んでいる。それは、ガラス越しに見える堂島川の流れに呼応し、人間もまた水に貫かれた存在であり、生態系の一部として生滅することを暗示する。
DOJIMA RIVER BIENNALE 2011 “Ecosophia:Art and Architecture”より引用

所在地   :大阪府大阪市福島区
主催    :堂島リバーフォーラム
期間    :20011年7月23日〜8月21日
設計    :アーティスト池田剛介氏と共働
作品タイトル:Exform

From the skies above, an artificial rain falls down. The raindrops fall on a plywood board covered with a water repellent, creating a beautiful sound. The drops of water sparkle on top of the board and react to the slight undulations of the surface. They dance around and combine and split with other water drops, finally gathering in the holes. The drops disappear into the darkness at the bottom of the work, collecting as one in a tank before being pushed out by a pump.
They are then brought 7 meters overhead through a branch-like tube and fall again as rain form the ceiling through 32 narrow pipes.
Falling from above, the water drops split and crawl on the surface of the earth, attracting and meeting with other water drops, resulting in a large mass only to absorbed by the earth. This process represents a life being born, eating other creatures and being eaten by other creature, forming herds, and before long dying and becoming one with the earth. The water drops a metaphor of nature’s ecosystem. By-flowing through various ecosystems, the water-cycles symbolize the outside world inside this architectural structure. It was architects Kei Haraguchi and Keigo Miki’s idea to place Ikeda’s work at the entrance of the venue and not inside it. The bottom section of the artwork is covered with stainless steel and reflects the environment of the Dojima Rive Forum and the people who pass by. This effect interacts with the flowing Dojima river, visible through the glass. By emphasizing the necessity of water, this suggests that humans are one part of a lif and death cycle of an ecosystem.
Source: DOJIMA RIVER BIENNALE 2011 “Ecosophia:Art and Architecture”

Information

Location :Osaka Japan
Construction :Kanayama Koumuten
Organizer :Dojima River Forum
Term :23 July-21 August /2011
Design :TERMINAL01+KOUSUKE IKEDA
Title : Exform :Exform

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TOKIWA LUMBERTEC

材商社のオフィス改修工事である。
7階部分の改修工事ではあるが、近い将来、同ビルの8階に移転する事が予定されている。そのため、移動が可能な内装が求められた。
また、改修前のオフィスは、木材を扱うにも関わらず、インテリアに木が使われていなかった。それらを踏まえ、収納機能を持った無数の木の箱で、空間を作る事を考えた。箱の製作、材料の提供をクライアントが行う事により、箱自体が会社の商品のクオリティを示す、営業ツールとして役立つ事も期待される。
この収納の壁によって、エントランスホール、執務スペース、打ち合わせスペースが作られた。箱本体はバーチ合板であるが、背板の形状、木種がそれぞれ4種類あり、それらをつなぐと、背板が、箱の中を自由に動き、箱の内と外が緩やかに反転していく。つまり、収納であった箱の内側がいつの間にか外側になりサンプルなどの陳列棚になる。
タイルカーペットは、明るいバーチの箱材を強調するため、以前よりも濃いグレーとした。所々に箱の積み方に対応するように、アクセントを配置した。

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TOKIWA LUMBERTEC

材商社のオフィス改修工事である。
7階部分の改修工事ではあるが、近い将来、同ビルの8階に移転する事が予定されている。そのため、移動が可能な内装が求められた。
また、改修前のオフィスは、木材を扱うにも関わらず、インテリアに木が使われていなかった。それらを踏まえ、収納機能を持った無数の木の箱で、空間を作る事を考えた。箱の製作、材料の提供をクライアントが行う事により、箱自体が会社の商品のクオリティを示す、営業ツールとして役立つ事も期待される。
この収納の壁によって、エントランスホール、執務スペース、打ち合わせスペースが作られた。箱本体はバーチ合板であるが、背板の形状、木種がそれぞれ4種類あり、それらをつなぐと、背板が、箱の中を自由に動き、箱の内と外が緩やかに反転していく。つまり、収納であった箱の内側がいつの間にか外側になりサンプルなどの陳列棚になる。
タイルカーペットは、明るいバーチの箱材を強調するため、以前よりも濃いグレーとした。所々に箱の積み方に対応するように、アクセントを配置した。

所在地 :愛知県名古屋市
主要用途 :事務所
施主 :トキワランバテック株式会社
施工 :株式会社ジップ
延床面積 :160.5 ㎡
設計期間 :2011年5月~2011年7月
施工期間 :2011年7月

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リーガル•ソリューション法律事務所

法律事務所の移転に伴うオフィスのデザイン。
1923年(大正12年)に建設された大阪を代表する近代建築の7階にこのオフィスは位置する。
内部は、時代を感じさせる重厚な作りで、むき出しの梁の形状や丸柱は、最近のオフィス建築の内装とは一線を画す。
新オフィスのデザインには、窓からの眺望と法律事務所らしい重厚感が望まれた。
以前のオフィスより約倍の広さになった新オフィスは、6人用、10人用の会議室がそれぞれ1つ、事務スペース、執務室から成り立つ。
まず、眺望を活かすため、会議室は全て窓側に配置した。事務スペースとの間仕切り壁には、顧客のプライバシーを考慮しつつ、ガラスを使用した。これにより、来客がオフィスに入った際にも、窓を見る事ができ、適度な開放感が感じられる。この透明なガラスと重みのある濃い色の木の質感の組み合わせは、堅実で誠実な事務所の印象と重なる物がある。

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リーガル•ソリューション法律事務所

法律事務所の移転に伴うオフィスのデザイン。
1923年(大正12年)に建設された大阪を代表する近代建築の7階にこのオフィスは位置する。
内部は、時代を感じさせる重厚な作りで、むき出しの梁の形状や丸柱は、最近のオフィス建築の内装とは一線を画す。
新オフィスのデザインには、窓からの眺望と法律事務所らしい重厚感が望まれた。
以前のオフィスより約倍の広さになった新オフィスは、6人用、10人用の会議室がそれぞれ1つ、事務スペース、執務室から成り立つ。
まず、眺望を活かすため、会議室は全て窓側に配置した。事務スペースとの間仕切り壁には、顧客のプライバシーを考慮しつつ、ガラスを使用した。これにより、来客がオフィスに入った際にも、窓を見る事ができ、適度な開放感が感じられる。この透明なガラスと重みのある濃い色の木の質感の組み合わせは、堅実で誠実な事務所の印象と重なる物がある。

所在地 :大阪府大阪市北区
主要用途:事務所
施主  :リーガル・ソリューション法律事務所
施工  :株式会社フロンティアコンサルティング
延床面積:104.8 ㎡
設計期間:2011年3月~2011年7月
施工期間:2011年7月
写真撮影:笹倉洋平

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マツヤマ楽器

主にピアノを扱う楽器屋の改装。
世界的に有名なピアノメーカー Steinway&Sonsの正規ディーラーでもあるマツヤマ楽器は、高級感を持つショールームで有るとともに、定期的に行われるリサイタル等のイベントの場としても活用出来る事が望まれた。
我々は、演奏会の際の音響を考慮して、既存の天井を取り払い、RCの梁を露わしとすることにした。
これにより天井高は3400mmにもなり、店舗の気積は飛躍的に大きくなる。この解体時に現れた梁は、部分的にライン照明を埋め込む事によってデザインの一部に取り込んだ。楽譜をおさめる本棚は壁の一部として存在させ、機能的でありながら、店内に置かれたピアノを邪魔する事のないようにと配慮した。

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マツヤマ楽器

主にピアノを扱う楽器屋の改装。
世界的に有名なピアノメーカー Steinway&Sonsの正規ディーラーでもあるマツヤマ楽器は、高級感を持つショールームで有るとともに、定期的に行われるリサイタル等のイベントの場としても活用出来る事が望まれた。
我々は、演奏会の際の音響を考慮して、既存の天井を取り払い、RCの梁を露わしとすることにした。
これにより天井高は3400mmにもなり、店舗の気積は飛躍的に大きくなる。この解体時に現れた梁は、部分的にライン照明を埋め込む事によってデザインの一部に取り込んだ。楽譜をおさめる本棚は壁の一部として存在させ、機能的でありながら、店内に置かれたピアノを邪魔する事のないようにと配慮した。
所在地 :愛媛県松山市

主要用途:店舗
施主  :有限会社 マツヤマ楽器
施工  :一建築
延床面積:83.36㎡
設計期間:2010年9月~2010年12月
施工期間:2011年2月~3月

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DOJIMA SUMMER LIVE

夏の夜3週にわたり3アーティストにより行われるジャズライブのステージデザイン。
ステージバックに立体的なプリーツ加工の施されたポリエステルの布8本を広がりを持たせて配置した。この布は立体的であるが故に、光が当たるとまるで布自身が発光しているかのような演出、陰影による奥行き、逆に全く奥行きの見えないフラットな布、とライブのシーンごとに様々に表情を変えた。
ライティングエンジニアとの協同により、光と布の可能性の大きさを感じさせるプロジェクトとなった。

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DOJIMA SUMMER LIVE

夏の夜3週にわたり3アーティストにより行われるジャズライブのステージデザイン。
ステージバックに立体的なプリーツ加工の施されたポリエステルの布8本を広がりを持たせて配置した。この布は立体的であるが故に、光が当たるとまるで布自身が発光しているかのような演出、陰影による奥行き、逆に全く奥行きの見えないフラットな布、とライブのシーンごとに様々に表情を変えた。
ライティングエンジニアとの協同により、光と布の可能性の大きさを感じさせるプロジェクトとなった。

所在地 :DOJIMA RIVER FORUM
主催 :堂島リバーフォーラム
会期 :2010年7月23~8 月8日
施主 :堂島リバーフォーラム

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Abcd House

This house contain the atelier for the photographer and living, dining space for as a gathering space with their many friends besides the basic living function.

In addition to the function of housing, it is a plan of a house with the atelier for the photographer and the living, dining space, a lot of people gather.
The planning of the house is simply separate to the Working space(Atelier) on the basement, the private space such as a bedroom and bathroom on the first floor, and living dining space which is open for their friedns on the second floor.

施主の意向により、住宅という機能の他に、アトリエ、人がたくさん集まるリビングダイニングを持つ住宅の計画である。
そのような様々な用途を、階ごとに、地下のアトリエ、1階のプライベート空間、2階のパブリックなリビングダイニングと分割して配置している。

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Abcd House

This house contain the atelier for the photographer and living, dining space for as a gathering space with their many friends besides the basic living function.

In addition to the function of housing, it is a plan of a house with the atelier for the photographer and the living, dining space, a lot of people gather.
The planning of the house is simply separate to the Working space(Atelier) on the basement, the private space such as a bedroom and bathroom on the first floor, and living dining space which is open for their friedns on the second floor.
We manipulate the volume of the house by the context (View, regulations) and function (the parking space , height of the ceiling).
Assign a volume for each program, and manipulate the volume to fit the context (such as views, regulations), and the function (roof of the parking lot, height of the ceiling), so as to form the characteristic appearance.
The location of the middle of Tokyo area, plan of building coverage ratio barely is obtained, it was to have the outdoor space is difficult. Therefore, by using a glass-wall for the stairs, it is possible to able to have the feeling like go out every time resident move through the house, they feel the outdoor space in life instead of the garden. Mood replaced thereby is made to establish a complex structure also has other applications as well as home.  Mood replaced by this stair and it can unifies and connects complex configuration combines the other uses as well as housing.

Infomation

architects :TERMINAL01( Kei Haraguchi + Keigo Miki)
location :Tokyo, Japan
project architect :Kei Haraguchi + Keigo Miki + Miho Tsujioka
principal use :residencial houseing
structure :steel structure, 3 stories
structural engineer :TAPS
general contractor :Aiger
site area :110.98 m2
total floor area :100.89 m2
project completion :2012

施主の意向により、住宅という機能の他に、アトリエ、人がたくさん集まるリビングダイニングを持つ住宅の計画である。
そのような様々な用途を、階ごとに、地下のアトリエ、1階のプライベート空間、2階のパブリックなリビングダイニングと分割して配置している。
またその用途ごとにボリュームを割当て、敷地の特徴(眺望など)、用途(駐車場の屋根、天井の高さなど)に合わせて出し入れして、特徴ある外観を形成している。
都心部という立地により、建ぺい率ぎりぎりの計画が求められ、屋外空間を持つことが困難となった。
そのため、階段を屋外空間に見立てて、住宅の中を移動するたびに外に出るような感覚を持つことで、代わりに屋外空間を感じさせることにした。
それにより気分が入れ替わり、住宅だけでなく他の用途の入り込んだ複雑な構成を可能にしている。

設計・監理

所在地 :東京都渋谷区
主要用途:専用住宅
施工  :株式会社アイガー産業
施主  :個人
構造  :地下1階/地上2階/鉄骨造
敷地面積:111.02 ㎡
延床面積:138.34 ㎡
設計期間:2010年6月~2011年5月
施工期間:2011年6月~2012年3月
写真撮影:HIJIKA

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大元

大元は骨、赤や凝った装飾というおよそ中華らしい要素を排除した、チャイニーズレストランである。チャイニーズはその料理のインパクトにより、たとえ飾り気の無い真っ白な皿に盛りつけても、チャイニーズレストランであると主張する事が出来る。それゆえ、内装も同じように考えられないだろうか?という事が店のコンセプトである。
1階はコンクリート躯体の壁を白く塗装しただけの空間の中に2つの象徴的なエレメント、真鍮色のプレートと、大理石の天板を配置した。キッチンはオープンで視覚的ににも料理の迫力を感じる事が出来る。
2階は、シンプルな空間に、真鍮色の天板を持つ黒皮鉄板のバーカウンターのみを設置した。フレキシブルなテーブルの配置に対応するため、このバーカウンターは可動式になっている。

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大元

大元は骨、赤や凝った装飾というおよそ中華らしい要素を排除した、チャイニーズレストランである。チャイニーズはその料理のインパクトにより、たとえ飾り気の無い真っ白な皿に盛りつけても、チャイニーズレストランであると主張する事が出来る。それゆえ、内装も同じように考えられないだろうか?という事が店のコンセプトである。
1階はコンクリート躯体の壁を白く塗装しただけの空間の中に2つの象徴的なエレメント、真鍮色のプレートと、大理石の天板を配置した。キッチンはオープンで視覚的ににも料理の迫力を感じる事が出来る。
2階は、シンプルな空間に、真鍮色の天板を持つ黒皮鉄板のバーカウンターのみを設置した。フレキシブルなテーブルの配置に対応するため、このバーカウンターは可動式になっている。

所在地 :大阪府大阪市北区

主要用途:飲食店
施主  :株式会社モアイ
施工  :オムコーポレーション
延床面積:83.36㎡
設計期間:2009年12月~2010年5月
施工期間:2010年2月~2010年7月

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House In Kitasaya

When the project developed, the client requested a house which does not have too much opening to outside.
They wants their own private space, but they get uncomfortable without feeling each other’s presence. So that, one opening ” void” was placed at the center of the house, which is the main space of the house.

北斎院の家

家の真ん中に、空に向かって口を開いたように設けられた中庭、それがこの住宅の要である。
この庭は家の中に光をもたらし、気候や自然を感じさせるだけでなく、家族の生活の気配を緩やかに繋ぐ。

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House In Kitasaya

When the project developed, the client requested a house which does not have too much opening to outside.
They wants their own private space, but they get uncomfortable without feeling each other’s presence. So that, one opening ” void” was placed at the center of the house, which is the main space of the house.
This space is open up to the sky, so it is completely outside and does not have specific function. However, this void brings the light to all the space in the house and parents who lives first floor can feel the life of their sons who are in second floor.
We would like to design the house which family can feel the cycle of the seasons, weather, light, and so on, through this void space, even though there are few window on the facade.

project info:
architects: kei haraguchi + keigo miki + miho tsujioka
location: ehime, japan
structure: wood structure, 2 stories
site area: 133.79 m2
total floor area: 138.601 m2

北斎院の家

家の真ん中に、空に向かって口を開いたように設けられた中庭、それがこの住宅の要である。
この庭は家の中に光をもたらし、気候や自然を感じさせるだけでなく、家族の生活の気配を緩やかに繋ぐ。
両親と息子2人の4人家族と、愛犬が暮らす事になるこの住宅は、将来2世帯住宅になる可能性や、いずれ生まれる孫の部屋など、その使われ方は様々に変化する事が予想された。その為、1階は両親の空間に加えバスルームやダイニングなど家族が集まる空間、2階はフレキシビリティのある間取りの息子達の部屋とし、ある程度1、2階に距離を持たせた。
お互いのプライバシーを守って生活する事も可能な動線を用意したが、いつもどこかで繋がっているという安心感をこの庭がもたらしてくれたらと思う。

所在地 :愛媛県松山市
主要用途:専用住宅
施主  :個人
施工  :株式会社 タニグチ
敷地面積:133.79㎡
延床面積:138.6㎡
構造  :地上2階/木造
設計期間:2009年9月~2010年5月
施工期間:2010年6月~2010年10月

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DOJIMA RIVER BIENNALE 2009

アートビエンナーレの会場構成を担当。
コンサート等に対応可能なホールに、厚みを持たせた高さ4.5mの白と黒の壁を建てることにより、
それぞれの作品の独立性を保つ事を考えた。

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DOJIMA RIVER BIENNALE 2009

アートビエンナーレの会場構成を担当。
コンサート等に対応可能なホールに、厚みを持たせた高さ4.5mの白と黒の壁を建てることにより、
それぞれの作品の独立性を保つ事を考えた。

所在地  :大阪府大阪市福島区
主催   :堂島リバーフォーラム
延床面積 :1,708㎡
期間   :2009年8月〜9月
設計期間 :2009年5月〜2009年7月
施工期間 :2009年7月〜2009年8月

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100% Design Tokyoコトブキ展示ブース

コトブキの展開する屋外用家具、COZY&COZYの為の展示。単に与えられたブースに家具を並べるのではなく、場をデザインしブース全体を記憶に残すといった、展示に置ける企業の在り方に踏み込んだデザインとなっている。
植物から構造のアイディアを得た空気で自立するバルーンに植物を活け、その余白を外部に見立てる事で、会場のテント内(インテリア)にエクステリアを作り出した。バルーンは展示の後、幾度も使用する事ができ、移動も用意であるため、展示に置ける無駄を省いた事もクライアントから評価を得た。

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100% Design Tokyoコトブキ展示ブース

コトブキの展開する屋外用家具、COZY&COZYの為の展示。単に与えられたブースに家具を並べるのではなく、場をデザインしブース全体を記憶に残すといった、展示に置ける企業の在り方に踏み込んだデザインとなっている。
植物から構造のアイディアを得た空気で自立するバルーンに植物を活け、その余白を外部に見立てる事で、会場のテント内(インテリア)にエクステリアを作り出した。バルーンは展示の後、幾度も使用する事ができ、移動も用意であるため、展示に置ける無駄を省いた事もクライアントから評価を得た。

所在地 :東京都新宿区 明治神宮外苑
主催  :NPO 法人デザインアソシエーション
リード・エキシビションズ
会期  :2008年10月30日~11月3日
施主  :株式会社 コトブキ
施工  :株式会社 ムラヤマ

掲載雑誌:商店建築2009 1月号

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Horie Park Apartmet

This housing and commercial mix-use building complex is located in the heart of Osaka city. This narrow site is overlooking a park, with both the north and south side of the site facing the road. With a low-rise temple situated to the west, allows for the building to openly connect with the city in three directions. In order to take advantage of this unique site condition, we have used vast amount of glass to the west façade for the building to further open to the city.

このプロジェクトは、公園を前にもった大阪市内の細い敷地に建つ、集合住宅と店舗の複合ビルである。敷地の北、南側双方が道路に面しており、西隣には低層のお寺が隣接するため、東側を除く3方が開放されている。この特有の立地条件を最大限活かすため、ビルの西側のファサードにはガラスを多く使用し、街に開かれた開放的な建物とした。

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Horie Park Apartmet

This housing and commercial mix-use building complex is located in the heart of Osaka city. This narrow site is overlooking a park, with both the north and south side of the site facing the road. With a low-rise temple situated to the west, allows for the building to openly connect with the city in three directions. In order to take advantage of this unique site condition, we have used vast amount of glass to the west façade for the building to further open to the city. The upper floors of the 26 housing units are composed of 7 different unit patterns. The façade panels that package the units is a direct reflection of the programs of each unit, as glass or concrete panels are appropriately placed. As such, the building has opened up for the units to enjoy greater views with abundant natural light simultaneously creating a sense of openness to the posh community filled with fashionable shops. We assess that it is better for the community in the long run to have an appealing façade rather than a typical urban building here wrapped with blank walls and no windows.

Entrance
For the entrance hall and approach that will be used daily, we sought of a space where one could feel a sense of change through movement. White marbled walls with imbedded crystals illuminated by light glitters as one walks across this space. On the side of steel girders stainless steel blind is hung, and galvanized steel panel is placed on the underside. These materials create multiplicity to the character of the space through the reflection from the constantly changing light during the day.

Rooms
Of all 26 rooms, the ones on the 8th and 9th floor facing the park takes full advantage of the site conditions.
We used reflective materials on the floors and walls so the residence inside can closely feel the changing weather. As outside scenes and greenery from the park reflects on them, it brings various atmosphere to the living environment. On the 8th floor units, glass was installed on the corridor walls between the entrance leading to the living room. Outdoor scenes are reflected on them creating openness to the usually dark and contained space. On the highest level, we used highly reflective white tiles on the floors. On a sunny day, it reflects the sky with clouds, giving a sensation of being above it. The grey glass wall brings tension while providing depth to the space.

Information

Location :Osaka Japan
Construction :Kanayama Koumuten
Building Area :304.75 ㎡
Total Floor Area :2525.46 ㎡
Structure :Steel
Completion :2011

このプロジェクトは、公園を前にもった大阪市内の細い敷地に建つ、集合住宅と店舗の複合ビルである。敷地の北、南側双方が道路に面しており、西隣には低層のお寺が隣接するため、東側を除く3方が開放されている。この特有の立地条件を最大限活かすため、ビルの西側のファサードにはガラスを多く使用し、街に開かれた開放的な建物とした。ビル上階の集合住宅には、7つのパターンをもつ26の住戸がボリューム内に配置されている。それらを内包する建物のファサードには、各部屋のプログラムを反映した形でセメント板とガラスが与えられ、全体を構成している。これにより、店舗が多く存在するファッショナブルな街並みへの調和と同時に住戸内からの眺望や採光を最大化することが可能となった。これには、綺麗で開放的なファサードを作る事が、窓も無い閉鎖的な壁を街に何年もさらすよりも地域にとって有益である、との考えに基づくものである。

エントランス
住人が毎日使う事になる、エントランスホールとアプローチは、動きによって変化を感じる事ができる空間を考えた。
壁に使用した白い大理石は、石に含まれる細かい結晶が、ライトに照らされ、歩くたびにキラキラと瞬く。
梁の側面にステンレス製の簾を吊るし、梁底にはスチールの亜鉛メッキパネルをあしらった、これらの素材は、時間によって異なる外部の光を反射する為、空間に多様性を生む。

住戸
26戸ある住戸のうち公園側に面している8階、9階は、特にこの建物の立地を最大限に生かしてる。
両部屋共に、室内に居ながらにして、外の景色や天気の変化を身近に感じられる様に、壁や床に光沢のある素材を使用した。これらの素材に、外部の景色や公園の緑が思いがけず映り込み、日々違った雰囲気を住戸内にもたらす。
8階は、玄関から居間へと続く廊下をガラス張りにした。このガラスに外の景色が取り込まれ、閉鎖的である筈の廊下に開放感をもたらす。
最上階は、床一面に真っ白な光沢のあるタイルを使用する事により、天気の良い日は空や雲が映り込み、雲の上に入るような感覚になる。壁面のグレーのガラスは、空間に緊張を与えるとともに、部屋の奥行きを広げる効果もある。

設計・監理

所在地  :大阪府大阪市西区
主要用途 :共同住宅/店舗
施主   :株式会社セレステ
施工   :金山工務店
建築面積 :304.34 ㎡
延床面積 :2525.46 ㎡
構造   :地下1階/地上9階/鉄骨造
設計期間 :2008年7月~2009年11月
施工期間 :2009年12月~2011年2月

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デビルロボッツ展

アーティスト、デビルロボッツの個展の会場構成。
約1ヶ月の間に2部構成で展示を入れ替える必要があったため、5つの箱を作りその並びを変える事で、1部と2部を全く異なる印象の展示にする事を考えた。
1部は箱を会場内に点在させ、色々な方向に向ける事により、構成に自由に見て歩く事の出来る回遊性が生まれた。
2部は全ての箱を繋げ、トンネル状とする事で、会場内にもう1つのギャラリースペースを登場させた。

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デビルロボッツ展

アーティスト、デビルロボッツの個展の会場構成。
約1ヶ月の間に2部構成で展示を入れ替える必要があったため、5つの箱を作りその並びを変える事で、1部と2部を全く異なる印象の展示にする事を考えた。
1部は箱を会場内に点在させ、色々な方向に向ける事により、構成に自由に見て歩く事の出来る回遊性が生まれた。
2部は全ての箱を繋げ、トンネル状とする事で、会場内にもう1つのギャラリースペースを登場させた。

所在地 :東京都渋谷区 渋谷パルコ・パート1
主催  :パルコ
会期  :1st STAGE 2007年10月27日~11月07日
2nd STAGE 2007年11月09日~12月18日
企画  :Bau-Communications Co.,Ltd.
施工  :ゼロ

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バリのヴィラ

日本中を飛び回るクライアントがリタイア後、日本から訪れる家族、友人と過ごす為のバリ島のヴィラ。
プールを囲んでリビング、寝室、ゲストルームそれぞれが独立した建物として配置してあり、それぞれの建物からの視線がプールに対して互いにぶつかる事無く開けている。
アプローチは壁に囲まれ、プルメリアが一本生えているだけの前庭を通り、徐々にリビング、プールとヴィラ全体が現れるようになっている。素材や工法は現地の物を使用しつつ、非日常的なシンプルな空間を目指した。

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バリのヴィラ

日本中を飛び回るクライアントがリタイア後、日本から訪れる家族、友人と過ごす為のバリ島のヴィラ。
プールを囲んでリビング、寝室、ゲストルームそれぞれが独立した建物として配置してあり、それぞれの建物からの視線がプールに対して互いにぶつかる事無く開けている。
アプローチは壁に囲まれ、プルメリアが一本生えているだけの前庭を通り、徐々にリビング、プールとヴィラ全体が現れるようになっている。素材や工法は現地の物を使用しつつ、非日常的なシンプルな空間を目指した。

所在地 :バリ島 サヌール地区
主要用途:専用住宅
施主  :個人
施工  :PT.BARI KENSETSU
敷地面積:454.24㎡
延床面積:142.04㎡
構造  :地上1階一部2階/木造
設計期間:2007年8月~2008年6月
施工期間:2008年7月~2010年1月

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堂島リバーフォーラム

コンサート、ファッションショー、展示会等に使用可能なホールと商業施設をもつ複合施設のデザイン監修を行った。
ガラスを多く使用した透明感のある外観、夜になると呼吸するように光るLEDのライティング、施設のネーミングやサインなど多岐にわたり監修をしたプロジェクト。

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堂島リバーフォーラム

コンサート、ファッションショー、展示会等に使用可能なホールと商業施設をもつ複合施設のデザイン監修を行った。
ガラスを多く使用した透明感のある外観、夜になると呼吸するように光るLEDのライティング、施設のネーミングやサインなど多岐にわたり監修をしたプロジェクト。

所在地  :大阪府大阪市福島区
主要用途 :多目的ホール/飲食店舗/
事務所/大学
施主   :株式会社ビープラネッツ
施工   :竹中工務店
敷地面積 :4,321.11M2
建築面積 :3,665,4M2
延床面積 :13,312.65M2
構造   :地下1階、地上4鉄筋コンクリート造
一部鉄骨鉄コンクリート造+鉄骨造

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