DOJIMA RIVER AWARDS 2016
—JAPANESE PAINTING—

堂島リバーフォーラムにて開催される公募展「堂島リバーアワード」の第一回である日本画展の会場構成である。
幅23.5m×奥行き35.0mの多目的ホールに、日本画作品計43点を展示することが求められた。
まずは従来の展示計画に倣って直交座標上に作品を並べる方法を検討した。しかし、大型の作品が大半を占めていたため、一筆書きの経路を確保しつつ、観賞の際の作品からの引き(観賞スペース)を確保すると、経路と視線の交錯を避けられない状況であった。
そこで、作品の向きをランダムに設定し、作品同士の隙間を抜けた先にはまた別の作品が垣間見えるような配置とすることで、鑑賞者自らが経路を見出し、また複数の選択肢を鑑賞者に与える状況を生み出した。これにより、観賞スペースと経路をそれぞれ確保するのではなく、共有しつつも適宜住み分けているような、流動的な状態を実現することができた。
各作品は懸架バトンからワイヤで吊り下げ、足元を浮かせることで、絵画のみが空間を構成する状態を目指した。絵画以外の壁や支柱などを極限まで消すことで、作品自体がより際立つことを意識している。

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DOJIMA RIVER AWARDS 2016
—JAPANESE PAINTING—

堂島リバーフォーラムにて開催される公募展「堂島リバーアワード」の第一回である日本画展の会場構成である。
幅23.5m×奥行き35.0mの多目的ホールに、日本画作品計43点を展示することが求められた。
まずは従来の展示計画に倣って直交座標上に作品を並べる方法を検討した。しかし、大型の作品が大半を占めていたため、一筆書きの経路を確保しつつ、観賞の際の作品からの引き(観賞スペース)を確保すると、経路と視線の交錯を避けられない状況であった。
そこで、作品の向きをランダムに設定し、作品同士の隙間を抜けた先にはまた別の作品が垣間見えるような配置とすることで、鑑賞者自らが経路を見出し、また複数の選択肢を鑑賞者に与える状況を生み出した。これにより、観賞スペースと経路をそれぞれ確保するのではなく、共有しつつも適宜住み分けているような、流動的な状態を実現することができた。
各作品は懸架バトンからワイヤで吊り下げ、足元を浮かせることで、絵画のみが空間を構成する状態を目指した。絵画以外の壁や支柱などを極限まで消すことで、作品自体がより際立つことを意識している。
結果として、43点の作品群がランダムに浮遊する空間を彷徨うように鑑賞する自由さや楽しさと、各作品に対し鑑賞者が集中する展示空間の静謐さが同居する、観賞空間の在り方を提示するに至った。

所在地  :大阪府大阪市福島区
主催   :堂島リバーフォーラム
施工   :株式会社シー・イー・マネジメント
期間   :2016年11月29日〜12月4日
設計期間 :2016年11月初旬〜中旬
施工期間 :2016年11月中旬〜下旬

DOJIMA RIVER BIENNALE 2011
“Ecosophia:Art and Architecture”

上空から人工的な雨が降り注いでいる。水滴は、撥水材をかけたシナベニアの板にぶつかり、勢いよくはじけ、美しい雨音を響かせている。板の上できらきらと輝くちいさな雫は、微妙な起伏に反応して、その上を踊るように滑り、他の水滴と融合したり離れたりしながら、いくつもの穴に吸い込まれていく。すべての水滴は、作品の下部の見えない闇の中に消え、そこに仕込まれた、タンクの中でひとつになり、そして、また内蔵のポンプで押し出され、樹のように枝分かれしたチューブを通して、頭上7mの高さまで送られ、天井に取り付けられた32本の細いパイプを通して、再び雨となって板に降り注ぐ。天から落ちてきた水滴が分裂し、大地を這うように動き回り、他の水滴にひきよせられ、出会い、巨大な集合となり、そして大地に吸収されるまでの過程は、ひとつの生命が生まれ落ち、他の動植物を喰らい、食われ、群れをつくり、やがて死に、大地と同化し、またひとつになる自然の生態系の比喩になっている。

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DOJIMA RIVER BIENNALE 2011
“Ecosophia:Art and Architecture”

上空から人工的な雨が降り注いでいる。水滴は、撥水材をかけたシナベニアの板にぶつかり、勢いよくはじけ、美しい雨音を響かせている。板の上できらきらと輝くちいさな雫は、微妙な起伏に反応して、その上を踊るように滑り、他の水滴と融合したり離れたりしながら、いくつもの穴に吸い込まれていく。すべての水滴は、作品の下部の見えない闇の中に消え、そこに仕込まれた、タンクの中でひとつになり、そして、また内蔵のポンプで押し出され、樹のように枝分かれしたチューブを通して、頭上7mの高さまで送られ、天井に取り付けられた32本の細いパイプを通して、再び雨となって板に降り注ぐ。天から落ちてきた水滴が分裂し、大地を這うように動き回り、他の水滴にひきよせられ、出会い、巨大な集合となり、そして大地に吸収されるまでの過程は、ひとつの生命が生まれ落ち、他の動植物を喰らい、食われ、群れをつくり、やがて死に、大地と同化し、またひとつになる自然の生態系の比喩になっている。さまざまな生態系を貫く水の循環は、建築の内部に象徴的な外部として持ち込まれている。建築家の原口啓と三木慶悟の提案で、会場内ではなく、エントランスに池田の作品が配置された事で、作品の下部を覆うステンレスには堂島リバーフォーラムの環境やそこを行き交う人々の姿が映り込んでいる。それは、ガラス越しに見える堂島川の流れに呼応し、人間もまた水に貫かれた存在であり、生態系の一部として生滅することを暗示する。 
DOJIMA RIVER BIENNALE 2011 “Ecosophia:Art and Architecture”より引用

所在地   :大阪府大阪市福島区
主催    :堂島リバーフォーラム
期間    :20011年7月23日〜8月21日
設計    :アーティスト池田剛介氏と共働
作品タイトル:Exform

From the skies above, an artificial rain falls down. The raindrops fall on a plywood board covered with a water repellent, creating a beautiful sound. The drops of water sparkle on top of the board and react to the slight undulations of the surface. They dance around and combine and split with other water drops, finally gathering in the holes. The drops disappear into the darkness at the bottom of the work, collecting as one in a tank before being pushed out by a pump.
They are then brought 7 meters overhead through a branch-like tube and fall again as rain form the ceiling through 32 narrow pipes.
Falling from above, the water drops split and crawl on the surface of the earth, attracting and meeting with other water drops, resulting in a large mass only to absorbed by the earth. This process represents a life being born, eating other creatures and being eaten by other creature, forming herds, and before long dying and becoming one with the earth. The water drops a metaphor of nature’s ecosystem. By-flowing through various ecosystems, the water-cycles symbolize the outside world inside this architectural structure. It was architects Kei Haraguchi and Keigo Miki’s idea to place Ikeda’s work at the entrance of the venue and not inside it. The bottom section of the artwork is covered with stainless steel and reflects the environment of the Dojima Rive Forum and the people who pass by. This effect interacts with the flowing Dojima river, visible through the glass. By emphasizing the necessity of water, this suggests that humans are one part of a lif and death cycle of an ecosystem.
Source: DOJIMA RIVER BIENNALE 2011 “Ecosophia:Art and Architecture”

Information

Location :Osaka Japan
Construction :Kanayama Koumuten
Organizer :Dojima River Forum
Term :23 July-21 August /2011
Design :TERMINAL01+KOUSUKE IKEDA
Title : Exform :Exform

DOJIMA RIVER BIENNALE 2009

アートビエンナーレの会場構成を担当。
コンサート等に対応可能なホールに、厚みを持たせた高さ4.5mの白と黒の壁を建てることにより、
それぞれの作品の独立性を保つ事を考えた。

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DOJIMA RIVER BIENNALE 2009

アートビエンナーレの会場構成を担当。
コンサート等に対応可能なホールに、厚みを持たせた高さ4.5mの白と黒の壁を建てることにより、
それぞれの作品の独立性を保つ事を考えた。

所在地  :大阪府大阪市福島区
主催   :堂島リバーフォーラム
延床面積 :1,708㎡
期間   :2009年8月〜9月
設計期間 :2009年5月〜2009年7月
施工期間 :2009年7月〜2009年8月

100% Design Tokyoコトブキ展示ブース

コトブキの展開する屋外用家具、COZY&COZYの為の展示。単に与えられたブースに家具を並べるのではなく、場をデザインしブース全体を記憶に残すといった、展示に置ける企業の在り方に踏み込んだデザインとなっている。
植物から構造のアイディアを得た空気で自立するバルーンに植物を活け、その余白を外部に見立てる事で、会場のテント内(インテリア)にエクステリアを作り出した。バルーンは展示の後、幾度も使用する事ができ、移動も用意であるため、展示に置ける無駄を省いた事もクライアントから評価を得た。

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100% Design Tokyoコトブキ展示ブース

コトブキの展開する屋外用家具、COZY&COZYの為の展示。単に与えられたブースに家具を並べるのではなく、場をデザインしブース全体を記憶に残すといった、展示に置ける企業の在り方に踏み込んだデザインとなっている。
植物から構造のアイディアを得た空気で自立するバルーンに植物を活け、その余白を外部に見立てる事で、会場のテント内(インテリア)にエクステリアを作り出した。バルーンは展示の後、幾度も使用する事ができ、移動も用意であるため、展示に置ける無駄を省いた事もクライアントから評価を得た。

所在地 :東京都新宿区 明治神宮外苑
主催  :NPO 法人デザインアソシエーション
     リード・エキシビションズ
会期  :2008年10月30日~11月3日
施主  :株式会社 コトブキ
施工  :株式会社 ムラヤマ

掲載雑誌:商店建築2009 1月号

デビルロボッツ展

アーティスト、デビルロボッツの個展の会場構成。
約1ヶ月の間に2部構成で展示を入れ替える必要があったため、5つの箱を作りその並びを変える事で、1部と2部を全く異なる印象の展示にする事を考えた。
1部は箱を会場内に点在させ、色々な方向に向ける事により、構成に自由に見て歩く事の出来る回遊性が生まれた。
2部は全ての箱を繋げ、トンネル状とする事で、会場内にもう1つのギャラリースペースを登場させた。

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デビルロボッツ展

アーティスト、デビルロボッツの個展の会場構成。
約1ヶ月の間に2部構成で展示を入れ替える必要があったため、5つの箱を作りその並びを変える事で、1部と2部を全く異なる印象の展示にする事を考えた。
1部は箱を会場内に点在させ、色々な方向に向ける事により、構成に自由に見て歩く事の出来る回遊性が生まれた。
2部は全ての箱を繋げ、トンネル状とする事で、会場内にもう1つのギャラリースペースを登場させた。

所在地 :東京都渋谷区 渋谷パルコ・パート1
主催  :パルコ
会期  :1st STAGE 2007年10月27日~11月07日
     2nd STAGE 2007年11月09日~12月18日
企画  :Bau-Communications Co.,Ltd.
施工  :ゼロ